愛を忘れないメスゴリラの独り言

一年前の今日、パシフィコ横浜にてとあるイベントが行われました。それは、私にとって恐らく生涯忘れないであろう作品の集大成でした。




私の人生最大の推しアニメ『「美男高校地球防衛部LOVE!」シリーズ』について、私の心情も含めて書きたいと思います。かなり個人的な内容なので「こういう人もいるんだな」程度で読んでください。








私がこのアニメを知ったのは、高松信司監督をはじめとする『銀魂』制作陣が関わっていたからでした。



銀魂は私が2次元に入り込むきっかけとなった作品です。
それからというもの、『監督:高松信司』の表記を見ればその作品をチェックし『脚本:横手美智子』と見ると「これは絶対面白い」という確信のもとアニメを見る、ということを繰り返しています。



今回も同じパターンで、更に生徒会(敵側)キャストには『イクシオンサーガDT』で高松作品にすっかりお馴染みとなった神谷浩史さんや福山潤さんなど安定の中堅~ベテランの布陣。これは何かやってくれるだろうという期待から制作発表ニコ生を見ることを決めました。


その番組自体は………まぁ、そうなりますよね、という感じでした。メインキャストは全員若手に分類される人たち(しかもメインに抜擢されたのが初めての人が二人)で緊張もあったのかスベり気味。神谷さん、寺島拓篤さん、司会の安元洋貴さんが場を盛り上げるというなんとなく先行き不安な内容で、正直かなり迷いましたがスタッフさんたちを信じとりあえず1話を見ることにしました。





1話終了後。



何だコレ?



というのが第一の感想。



あらすじとしては、宇宙からやって来た謎の生物によって『バトルラヴァーズ』に変身させられた5人の男子高校生たちが、突如として眉難高校に現れた怪人を愛の力で倒していく、というストーリー。
簡単に言うと男子版プ○キュア。
1話はニコニコ動画にて無料で観れるので是非。
sp.nicovideo.jp




ダイマはさておき。



謎のおでん推し


先輩方の無駄遣い(褒めてる)


強引な変身→浄化


耳に残るOP(足湯ほどの深い歌詞)


裸とほんのりBL臭



マイナス要素がほぼなくひたすらに愛推しなゆるBLギャグアニメ。そこまでハマった訳でもなかったのですがダラダラと見続け、気づけばその温泉のような温かくてゆるりとした空気がやみつきになってしまいました。これが俗に言う沼。というか温泉。湯加減はどうかと問われれば「ちょうどいいよー!」と返さざるを得ない居心地の良い空間となりました。





そして、アニメ放送に先駆けてメインキャスト5人が出演するニコ生番組『美男高校地球防衛部LOVE! ニコ生 バトルナマァーズ』(通称『バトナマ』)も開始されました。



初回の空気といったらまぁ……………



クッッッッッソ悪い



緊張もあったのでしょうが、視聴者に「あ、これ全然仲良くねぇわ」と感じさせる程ぎこちない会話と進行で先行き不安になりました。2回目ですね。



この時私は、とりあえず追うのはアニメだけでいいかなーと思いこっちは一旦切りました。が、後にこの選択を後悔することになるとは露ほども思っていなかったのです―――――





放送開始から暫く経って、終わるのが何だか惜しくなってきたなーでも円盤買うほどでもないなーと思っていた頃、某青い鳥さんの呟きをぼんやり見ていると気になる一文が目に留まりました。それは



「特典DVDで手繋いでる!!(曖昧)」



というもの。詳細を見ると、どうやら防衛部の円盤特典で2年生・鳴子硫黄役の白井悠介さんと同じく蔵王立役の増田俊樹さんが何故か手を繋いでおり、その場面が一瞬映り込んでいたそうです。



それを見た私はとてつもなく動揺しました。それはもう見事なまでに。



その理由といたしまして、私の腐女子センサーは正に2年生組(キャラクターのほう)にビシビシ反応しておりまして「え、まさか…………!?」と思ったのが半分。そしてもう半分は「増田さんがそんなことを!?」と驚いたためです。



当時、メインキャストの中で顔と名前と声が唯一一致していたのが増田さんでした。彼との出会いは防衛部から遡ること数年前に放送されていた『サムライフラメンコ』という作品です。そっちも相当ぶっ飛んだ内容ではありましたが………その作品を通して見た彼は『非常に真面目で若干の人見知りがあるものの場を作るのが上手な新人さん』という印象で、カメラの前であってもそんな行動をするとは思えなかったのです。



そんなこともあり興味を増した私は一緒に防衛部を観ていた母を説得し発売されていた分のDVDをまとめ買いし、バトナマの過去放送分(某所にupされているものです。転載なので視聴推奨はしません)と合わせて特典を一気見しました。





そして見事に中の人たちの沼にも嵌まりました。自分でもチョロいな、とは自覚しています。はい。



DVD特典は言ってしまえば声優売りでよくあるベタなロケ映像ですし、ニコ生番組も回しや企画が良いかと問われればそんなことはないと思います。しかし、あんなに余所余所しかった初回放送からだんだんと距離を縮めているのが目に見えて分かるのが何とも微笑ましく、何より作品や自身の演じるキャラクターを大事にしている=愛していること、与えられた場を誰よりも楽しんでいることが伝わり「これは応援しなければ!」と思わせる力を感じました。





そこからはとても時間の流れが早かったように思います。



『~LOVE!』最終回

中の人たちによるライブ

イベントでの二期決定の発表(立ち会えなくて悔しかった)

二期『~LOVE!LOVE!』制作発表

アニサマ出演(おめでとう!!!)

幕張メッセで再びのライブ

両国国技館でのイベントとキャラクターによるライブ『CG LIVE』・OVA『~LOVE!LOVE!LOVE!』の発表



その間も不定期ながらミニイベントとバトナマ放送がありました。どんどん仲良くなって内容も爆発的に面白くなっていき(贔屓目もありますが)、放送が終わる度に「次の放送はいつかなー」と思うほど。最早生きがいに近いものとなっていました。そしてこれは偶然なのか分かりませんが、様々なコンテンツで彼らの名前を見ることも多くなり、活躍の場を広げていく彼らの姿がとても誇らしかったです。





劇場公開もされたOVAのテーマは『卒業』。その通り3年生の卒業が描かれた笑って泣けるストーリーでした。中には「卒業なんて認めない」派の方もいたようですが、私はすんなりとこの物語が受け入れられました。今でも何故かははっきり分かりませんが、恐らくキャストの皆さんがずっと「『LOVE』がもっと増えるように」と仰っていたからかもしれませんし、これで完結だとしてもきっとこれからも彼らの日常は続いていくのだろうと思えたからかもしれません。





だからファイナルイベントの発表があったときもそこまで悲観的なことは考えていませんでした。もちろん寂しい気持ちはありましたが、素敵な作品に出会わせてくれたことやキャストの皆さんへの感謝を伝えたい、一つの作品の終わりを見届けたいと応募し見事当選しました。というより繰り上げ当選があったこと、一般販売がなかったことから応募者は恐らく全員当選したのだと思います。これもファンを大切にしてくださるスタッフさんたちの尽力あってのことだと思うので非常に感謝しています。





それから暫くしてある発表が公式からなされました。これがきっかけで私は作品に対して複雑な思いをいだくようになってしまいましたが、これについてはまた機会がありましたら触れようと思います。





さて、ファイナルイベント当日。モヤモヤした気持ちもありましたが、今日はしっかり皆の姿を目に焼き付けてありったけの感謝と愛を伝えようと意気込んで会場へ向かいました。



イベント内容は、これまでの彼らの軌跡の集大成といっても過言ではない程盛り上がったステージでした。この作品によって生まれたネタがこれでもかと盛り込まれたトーク・企画コーナー、生徒会メンバー全員集合のビデオメッセージ(これが初!)、旅立ちの言葉。そして欠席と伝えられていた梅原さんのサプライズ出演からの出演者全員からのメッセージと最後のライブコーナー。キャストの皆さんと会場のファン全員の笑顔と、歓声と、涙と、愛で、胸が一杯になった忘れることのできないイベントとなりました。





この場を借りて、出演者の皆さんに感謝を。



まだまだ成長途中のメインキャストたちを温かく見守り支えてくださった生徒会メンバーの皆さん、安元さん、杉田さん、麦人さん、その他ゲストの皆さん。



2期からの参加できっと大きなプレッシャーもあったであろうVEPPerのお二人。作品に対する思いはもちろんファンへの気遣いや2期に繋いでくれたとメインキャストへの感謝を口にすることが多かったですが、その気持ちがとても嬉しかったしお二人に対しても感謝で一杯です。



ニコ生でもイベントでも誰よりも場を盛り上げて支えてくれた増田さん。すっかりメンバーと打ち解けてあらぬ方向にいってしまうことも増えていましたが、きっとそれだけ心を許すことを覚えたからだと思っています。



どんな要求にも笑って応えてくれる最年長・白井さん。数々の伝説も残しましたが、硫黄くんを大切に思っていること、防衛部という作品を大事にしていること、先に展開に対していつも我々に希望に溢れた言葉をくれました。



台本を持てば最強のムードメーカー・西山さん。まさか一番闇が深いとは思いもしませんでした。イジられても鋭く返し、しっかりと進行しつつもファンへの気遣いを忘れない姿勢が素敵です。



イケメン枠下ネタ担当、静かにフォローしてくれる梅原さん。他作品からきたファンが「めっちゃ喋ってる⁉」と驚いていたことが面白かったです。子供っぽいところや誰よりも熱いところなど様々な顔を知ることができました。



そして誰よりも漢らしく愛に溢れた座長・山本さん。ふわふわとした言動で周りを困惑させるのがとても愛らしく、涙を堪えながら言葉を紡いでいく姿に感動して、何度も思ってきましたが「この人が座長で良かった」と心の底から思いました。





キャラクターももちろん大好きですし、彼らに会うためならどんな応援(物理)してもかまわないと思える作品に出会いました。


その機会を与えてくれたこととここまで応援できたことへの感謝と、更に『LOVE』が増えて帰ってくる彼らを思い、ここまでとさせて頂きます。


語彙力と構成力がないのは許してください………とにかく私が伝えたいことの全ては作中に詰まっています!! 是非ご覧ください。








最後に一言。



「まだまだもっと愛せるぜ!」